今日で寒い、大荒れの2月もお終い。
例年なら、3月になると、そろそろ夜間の水下げも
忘れていい頃と、ホッと一息つく頃です。
今年の雪の多さは記憶にないくらい。
ここ2,3日、時折日差しもあって、屋根からの落雪がなだれのように
いっきに滑り落ち、通路をふさぎこれもまた大変。
春を予感させる3月。
雛の月はあちらこちらから、お雛様関連のニュースがいっそう心を和らげます。
中でも近年ブームなのが、縮緬細工のつるし雛。
九州の柳川、伊豆の稲取、山形の酒田が3大地域として
古くから行われてきた所のようですが、ここ2,3年あちらこちらで
地域起こしまで絡んで、大流行。
本来着物の端切れを利用して、女の子の健やかな成長と幸せな人生を願って
母や祖母がコツコツと作り貯めたものをつるしたもの。
近頃あまり着なくなった着物を大胆に解いたり、交換したりして、
仲間で楽しく作る楽しみも加わって、只今ちょっとしたブームです。
今年の1連つるし。
一番下の三角は、気を沈める薬袋を模したもの。
椿は花のように可愛らしく。
毬は女の子の遊び道具。
兎は神様のお使いで、魔よけの象徴。
桃は邪気をはらい、延命長寿を願うもので、女の子の厄払いでもある。
ひよこは可愛らしさと、早起きできるように。
蝶は美しい娘に!
まだまだたくさんアイテムはありますが。